その他
先週の続きです。
「自助・共助・公助」のどの場合でも
防災対策を考える基本になるのが、
「ハザードマップ」です。
ハザードマップというのは、
「様々な災害リスクが分かる地図」です。
多くは自治体が作っています。
地震、水害、土砂災害などの
種類があります。
さて、
今からわずか6年前の2015年、
水害ハザードマップの大改正が
決まりました!
その5年前に起きた
東日本大震災や紀伊半島豪雨など、
“想定外の大災害”への対策です!
何が変わったのでしょう?
和歌山市の例をみてみましょう。
和歌山市の場合、
水害ハザードマップは2種類あります。
①洪水ハザードマップ
大雨などで川の堤防が決壊した場合に、
浸水の恐れがある地域や浸水の深さを
表した地図です。
和歌山市の場合、
改正後の新基準に変わっています。
②内水(浸水)ハザードマップ
下水道等の排水能力を超える降雨で
排水できなくなってしまったときに、
浸水被害が想定される区域を
表した地図です。
和歌山市の場合、令和3年度現在、
まだ改正前の基準です。
(新基準化へ取り組み中だそうです)
さて、①洪水ハザードマップの事例です。
同じ地域の②内水ハザードマップ事例です。
もう一例、見比べてみましょう。
一目瞭然ですね。
「内水」は白っぽいのに、
「洪水」は市街地の大半が赤っぽい。
色があるのは水害想定区域です。
その理由はこうです!
旧基準の内水ハザードマップは、
「過去に浸水した場所」を示しています。
「過去最悪に対処する」のが、
旧基準の考え方でした。
新基準の洪水ハザードマップは、
「千年に一度(観測史上例がない)大雨」
が降ったらどうなるかを表しています。
「想定外の災害にも備えよう」が、
新基準の考え方です。
つまり、
新基準で色のついている区域は、
「想定外の水害が起きた場合にも
避難の対策が考えられている区域」
ということになります。
なるほど! これだと
ハザードマップの見方が変わりませんか?
これなら市内の大半に色があっても、
「不安」よりも「安心」につながる、
そんな風に筆者は思います。
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