土地
契約
その他
先週の続きです。
少しおさらいすると、
まず、第二次世界大戦後に、
初めて土地を所有する人が増えました。
みんながビックリしたのは固定資産税!
少しでも納税額を抑えようと、
地積測量は、面積は小さめ、
現地との整合性はあいまいに、
というのが傾向でした。
地価が安かったことも後押ししました。
これが第一段階です。
それが、第二段階になって、
高度成長期とバブル経済で地価が高騰、
状況は激変します!今度は、
「ちょっとでも自分の土地を大きく!」
そういう風潮になってきました。
こうなると、あちこちで紛争が頻発、
あいまいな測量図では問題だらけです。
「この測量図はあかん!測り直せ!」
「現地をちゃんと調べてくれ!」
これに対応していったのが、
平成5年~平成17年の第三段階です。
まず現地に境界標をしっかり設置するのが
いよいよ当たり前になってきます。
地積測量図と現地の整合性が
確かなものになってきました。
またこのとき、もう一つ、
測量図の精度を上げる変化がありました。
測量と製図の急速な機械化です。
専門の機械の進化も加速的でしたし、
平成7年にWindows95が発売されたのも、
大変大きかったと思います。
さらに、こうした流れを受けて、
平成17年に「筆界特定制度」ができます。
この年から現在までが第四段階です。
国が境界問題解決に本腰を入れたことで、
地積測量図の精度は飛躍的向上し、
また紛争解決への実施速度も
随分速くなりました。
それが現在の状況です。
こうして流れを見てくると、
一口に地積測量図といっても、
昭和52年以前のものや、
平成5年以前のものには、
注意が必要ということが
分かって頂けたのではないでしょうか。
実際のところ、地積測量図の信頼性は、
土地の価値を上げも下げもします。
こうした年代を目安にして、
疑問点が出てきたら、面倒くさがらずに
土地家屋調査士などの専門家に
ぜひ相談してみてください。
土地
建物
契約
近年、契約で重視されるものに 「契約の目的」があります。 …
土地
その他
「海底地滑り津波」 今年の能登半島地震のニュースで 初め…
その他
株式会社イエステージ・kaiのゴールデンウイーク期間中の営業についてお…
記事一覧に戻る
※プレ査定サービスはご提供いただいた情報からの目安査定となります。
詳細な査定は訪問査定をご依頼ください。