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先週の続き。「地積測量図の歴史」です。
さて復習です。地積測量図って何でした?
そう、法務局で保管されている測量図でした。
誰でも確認できる、公的な測量図です。
ということはつまり、公簿面積の根拠です!
なにより信頼性が重要ですね。
でも、その地積測量図、実は時代によって
作成方法や精度に違いがあります。
今まで何度も大きな制度改正がありましたが、
私が特に大きな分岐点と思うのは、
そのうちで次の2回です。
先ず1960年(昭和35年)です。
地積測量図の制度が始まった年です。
そう!それ以前に登記された土地には、
そもそも地積測量図が保管されていません!
つまり、面積の求積図が永久保存されずに、
土地の面積は登記されていたんですね。
次の分岐点は、2005年(平成17年)です。
「改正不動産登記法」が施行された年です。
それまでは「残地法」といって、
新たに分筆する土地だけ測量していました。
残りの土地は、元の“不確かな”地積から
分筆面積を差し引いて登記していたのです。
う~ん、それじゃあ信頼性は薄いですよね。
ですがこの年から、分筆する土地も、残地も、
原則全ての土地を求積することになりました。
これだと、信頼性が格段に上がりますね。
さて、この結果、何が言えるでしょう?
地積測量図を調べるときには、
1960年~2005年の地積測量図に要注意!
じゃないでしょうか!
確定測量図としての信頼性に乏しい場合が
結構な割合でありそうです(苦笑)
土地の取引に地積の確定は大変重要です!
ぜひ気をつけてください!
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