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2019.07.
02

大工は要らない?絶滅危惧種?

その他

建物

昨日とは真逆のタイトルです(苦笑)

昨日の記事で、読者である先輩から反論を頂きました!

(参照「『大工不足』が止まらない!」)

 

「大工が減ってるから対策をしているんじゃないだろう。

(現在の工法が)大工の腕を必要としなくなったので、

手取りが下がり、成り手が無くなっているのでは?」

 

ある意味、先輩のおっしゃる通りかと。

はい(笑顔)

 

先輩の言う「大工」は従来の特殊技能者の意味でしょう。

昨日の統計の「大工」は、請負の建設作業従事者を指していました。

 

現在、木造住宅の工法は激変しています。

「在来工法」から「プレカット工法」へ

ノミやカンナで木材を削って柱や梁を組む工法から、

工場で加工した木材を組み立てるだけの工法に変化しました。

今や木造建築の95%以上はプレカット工法だそうです。

 

そう、昔の高度の技術を要した大工仕事が、

今の建築現場では無くなっているのです。

今いるのは大工というよりは「組立て作業員」ですね。

だから請負の単価も安い。

それで、若者の成り手もいない。

というわけです。

 

でもそれでいいんでしょうか?

一番儲かる大量生産品はそれでできますが、

意匠を凝らした高価な注文住宅や、

既存住宅のリフォームはそうはいきません。

実際、大手メーカーやゼネコンも、

この分野はまだまだ大工の腕が頼りなのです。

 

少子高齢化社会で市場が激変するこの時代こそ、

変化に対応できる技術力の高い大工の養成が

必要だろうと思うのです。

 

ところが現実は、組立て作業員級の大工さえ、

どんどん減っているのが現状なのです。

変化への対応力が弱まっているかもしれません。

 

日本のあらゆる分野で省力化・合理化が進み、

短期的な収益性が向上していく一方で、

長期的な技術力が急速に失われる現象が起こっています。

国や大手企業がこれから作る政策は、

こうした部分にもよく目の行き届いた、

長期的な視野に立ったものであってほしい。

“大工問題”は強くそう思わせるエピソードです。

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