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昨日とは真逆のタイトルです(苦笑)
昨日の記事で、読者である先輩から反論を頂きました!
「大工が減ってるから対策をしているんじゃないだろう。
(現在の工法が)大工の腕を必要としなくなったので、
手取りが下がり、成り手が無くなっているのでは?」
ある意味、先輩のおっしゃる通りかと。
はい(笑顔)
先輩の言う「大工」は従来の特殊技能者の意味でしょう。
昨日の統計の「大工」は、請負の建設作業従事者を指していました。
現在、木造住宅の工法は激変しています。
「在来工法」から「プレカット工法」へ。
ノミやカンナで木材を削って柱や梁を組む工法から、
工場で加工した木材を組み立てるだけの工法に変化しました。
今や木造建築の95%以上はプレカット工法だそうです。
そう、昔の高度の技術を要した大工仕事が、
今の建築現場では無くなっているのです。
今いるのは大工というよりは「組立て作業員」ですね。
だから請負の単価も安い。
それで、若者の成り手もいない。
というわけです。
でもそれでいいんでしょうか?
一番儲かる大量生産品はそれでできますが、
意匠を凝らした高価な注文住宅や、
既存住宅のリフォームはそうはいきません。
実際、大手メーカーやゼネコンも、
この分野はまだまだ大工の腕が頼りなのです。
少子高齢化社会で市場が激変するこの時代こそ、
変化に対応できる技術力の高い大工の養成が
必要だろうと思うのです。
ところが現実は、組立て作業員級の大工さえ、
どんどん減っているのが現状なのです。
変化への対応力が弱まっているかもしれません。
日本のあらゆる分野で省力化・合理化が進み、
短期的な収益性が向上していく一方で、
長期的な技術力が急速に失われる現象が起こっています。
国や大手企業がこれから作る政策は、
こうした部分にもよく目の行き届いた、
長期的な視野に立ったものであってほしい。
“大工問題”は強くそう思わせるエピソードです。
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