その他
今年に入ってから二件も、
県道と市道が重なっている路線と
遭遇しました。
調査の結果、
県道と市道の路線認定が
重なってしまった理由は、
道が出来た歴史的経緯から
それぞれ違っていました。
しかし、
これが稀なケースかといえば、
そうではありません。
国道と国道や、県道、市道が
重複して認定されている道は、
実は結構あるのです。
先ず、
国道が県道に、県道が市道に
変更される場合はよくあります。
道の管理者をより市民に近い
地方公共団体にするためです。
また他の例では、逆に、
歴史的に古くからある市道が、
新設の幹線道路(県道)の一部に
取り込まれる場合もあります。
そんなとき、一般的には、
どちらかの路線の認定を廃止し、
重複状態を是正します。
しかし、重複状態を是正せず、
長期間継続する場合もあります。
メインじゃない側の自治体の
道路工事計画が残っている場合や、
どちらの路線も起点や終点の変更が
適切でない場合などです。
そんな場合は重複状態が
長期間継続する事になります。
そんなとき問題になるのは、
「道路の管理責任者はどちらなのか」
という点です。
道路はライフラインの最重要施設です。
それなのに、
例えば水道工事の道路占用許可を
誰に申請すればよいのか分からないでは
困ってしまいますね。
でもご安心を。
道路法の第11条には、
路線が重複した場合について
誰が道路管理者になるかが
定められています。
<例>
国道と県道が重複 → 国が管理責任者
県道と市道が重複 → 県が管理責任者
県道と町道が重複 → 県が管理責任者
今回の二件のケースでは、
どちらも県道と市道の重複なので、
県が管理責任者となります。
さて、そこで注意事項です!
ネットなどで道路を調べた場合、
「市道路線」網台帳図には
市道の情報しか載っていません。
それだけでは
「県道が重複している」かどうか
分からないのです。
管理責任者を正確に知るためには、
必ず道路管理課の担当者に名前を聞いて
直接確かめる必要があります。
ぜひ注意してください。
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