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2022.08.
31

スプロール現象

土地

建物

「スプロール現象」は、

多くの都市で発生している社会問題です。

 

でも、あまり聞き慣れない言葉です。。

 

どんな現象をいうのでしょう?

 

「スプロール」という言葉は、

英単語の「sprawl」が語源で、

「無計画に広がる」

「ぶざまに広がる」

という意味です。

 

つまり、都心部から郊外に向けて

無秩序で無計画な開発が進んだ状態

「スプロール現象」と言うようになりました。

 

でも、人口が増えたり、

都心部の不動産価格が高騰すると、

都市周辺の開発が進むのは

自然の流れにも思えます。

 

では、「スプロール現象」の

何が問題なのでしょうか?

 

キーワードは「無秩序」です!

 

その結果起こる次のような例が、

「スプロール」の弊害なのです。

 

●インフラ整備が間に合わない

●自然環境の無計画な破壊

●都市機能の低下

●自治体の負担の増加

 

まず、快適で安全な暮らしの為には、

様々なインフラ整備が必要です。

 

しかし、自治体側の対応スピードには

限界があります!

 

小さな開発が無秩序・無計画に、

しかも同時多発的に進行すれば、

整備が遅れて生活レベルは下がります。

なのに税金の負担だけが上がっていく…

 

それが「スプロール現象」問題なのです。

 

そして現在は「人口減少」問題が、

この「スプロール現象」問題に

さらに拍車をかけているのです。

 

無秩序・小規模な開発が

継続的に行われてきた都市が、

今度は人口減少で歯抜け状態になり、

ますます都市機能が低下して、

逆に維持管理費が高騰しているのです。

 

最近流行の「コンパクトシティ」や、

市街化調整区域の開発規制強化は、

こうした流れへの対策なのです。

 

「街」はある意味「生き物」です。

時代と共に常に変化していきます。

 

一見自分とは関係なさそうな

「スプロール現象」問題も、

これから貴方の街がどう変わるのか、

そのヒントを与えてくれそうです。

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