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2022.07.
27

「筆界未定地」って何?

土地

契約

公図(法務局の地図)には、

地番がはっきり書かれない土地が

まれにあります。

「筆界未定地」といいます。

 

国が「地籍調査」を行った際に

筆界(境界)が確認できなくて、

筆界未定として処理された土地です。

 

公図(14条地図)の一区画内に

(○+○+○〉と記載されます。

 

こうなる原因は色々です。

 

所有者の立会い不在や、

所有者間の紛争のほか、

登記手続きの不備とか、

戦災や天災の混乱もあります。

 

いずれにしても、

国が行った地籍調査の結果が

"筆界未定"なので、

個人でそれを解消するのは

なかなか難しい土地です。

 

ところで、

こうした「筆界未定地」は

売買可能なのでしょうか?

 

結論は「可能」です。

但し、買主の了解がある場合に限られます。

しかも、価格が安くなる傾向があります。

 

価格が安いのは当然、

潜在的リスクがあるからです。

要注意です。

 

例えば、

● 分筆登記が(原則)出来ない

● 地目変更登記が(原則)出来ない

● 抵当権設定が困難(銀行融資が原則受けられない)

● 農地転用が受けられない可能性がある

などが考えられる潜在的リスクです。

 

つまり、

現金で安く購入できるかもしれない!

でも、

ローン利用の買主には販売が難しい!

 

そんなリスクが潜んでいます!

 

もしも「筆界未定地」を検討するなら、

先ずは土地家屋調査士などの

専門家に相談してください。

 

そしてその土地の筆界未定状態が

解消できる種類なのか検討しましょう。

 

そして、

それにかかる費用の目安や、

売主と互いの負担や責任範囲を

しっかり話し合ってから、

購入を考えてください。

 

加えて、

良心的な不動産会社を

パートナーに選ぶのは

もちろんのことです。

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