土地
建物
契約
先週の続きです。
「掘ってみなきゃわからない」
地中埋設物のリスクに対して、
5つの対策を挙げました。
1)土地購入の目的はハッキリ書く
2)知っていることを全部正直に伝える
3)「契約不適合責任」というルール
4)売主は業者か、個人かで違う
5)発見したら、必ず両者で立会う
今日取り上げるのは、一つ目の
「土地購入の目的はハッキリ書く」
です。
先ず注意したいことがあります。
埋設物を撤去する費用は、原則的には
発見された当時の所有者が負担します。
引渡し前なら売主、
引渡し後なら買主です。
これが大原則です。
で、トラブルになるのは
多くの場合、後者のケースです。
「売主にも責任があるんじゃないか!」
買主なら誰でも、
思わずそう言いたくなるでしょう。
これはケース・バイ・ケースで、
売主の責任範囲を説明するのは
ひと言では不可能ですが、
大前提が一つあります。
「埋設物が原因で、目的を達成できない」
土地の売買契約をした目的が
達成できないと判断された時に
はじめてその損害賠償や
契約解除が検討されます。
このケースに当てはまらない時は、
虚偽告知など悪質な場合を除いて、
所有者負担の原則が基本になります。
なので、
大事なのは「契約目的」です!
住宅を建てるために買うのか、
マンション建設が目的か、
駐車場や資材置き場にするのか、
目的によって責任範囲は変わるのです!
では、何で目的を判断するのでしょう?
当然ですが、
「契約書の記載内容」
です。
ですから、
これがはっきりしていない時に
大きな紛争になってしまいます。
不当な判決を受けることもあれば、
仮に解決したとしても
多くの時間やお金を失うかもしれません。
先ずは契約書に
「土地購入の目的はハッキリ書く」
これがトラブル回避の
一丁目一番地です!
土地
建物
契約
近年、契約で重視されるものに 「契約の目的」があります。 …
土地
その他
「海底地滑り津波」 今年の能登半島地震のニュースで 初め…
その他
株式会社イエステージ・kaiのゴールデンウイーク期間中の営業についてお…
記事一覧に戻る
※プレ査定サービスはご提供いただいた情報からの目安査定となります。
詳細な査定は訪問査定をご依頼ください。