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2021.12.
08

「減災」と「防災」の違い

土地

その他

先週の続きです。

<参照「『完璧な防災対策』は無い。でも…」>

 

「防災」と似た言葉に、

「減災(げんさい)」があります。

 

耳慣れない言葉ですが、

最近は新聞やテレビでも

よく使われるようです。

 

「減災」と「防災」

 

似ているようで、

実は明確に違います。

 

「減災」の意味は、

“災害被害を最小限に抑えるための備え”

です。

 

一方で「防災」は、

“災害被害を食い止めるための備え”

を意味します。

 

言い換えると、

減災は「災害は必ず発生する」が前提で、

防災は「災害は発生させてはいけない」

を前提としています。

 

具体的にイメージしやすいのは、

例えば「堤防」でしょうか。

 

津波や河川の氾濫を防ぐために

十分な堤防を作るのが「防災」です。

 

一方、「想定外の巨大災害では、

堤防が役に立たない場面もあるはずだ、

その時の備えをしておこう!」

というのが「減災」です。

 

少しイメージして頂けましたか?

 

こうした「減災」の考えが

一般に認められるようになって、

初めて「千年に一度の大災害」を

目標に出来るようになりました。

 

さて、

「減災」には、

「自助」「共助」「公助」

とういう3つの行動があります。

 

次回はこの辺りを見ていきましょう。

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