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先週の続きです。
「防災対策」を行う上で、
忘れてはならない問題が
2つあります。
1つは「コスト問題」です。
どんなに優れた対策でも、
コストが掛かり過ぎるものは、
現実には採用できません。
例えば、です。
「巨大災害の予防に消費税20%UP」
とても耐えられないでしょう。
もう1つは「記憶の風化問題」です。
災害リスクへの警戒感は、
時間の経過とともに
低くなる傾向があります。
阪神淡路大震災から26年、
東日本大震災からも10年が経ち、
住民が防災対策に求めるレベルが、
震災直後と現在では
変化しているようです。
個人的にも実感するところです。
現実の防災対策はいつも、
この2つの問題のバランス上で
計画されてきましたし、
今も計画されています。
つまり、残念なことに、
防災対策に「これなら完璧」は
現実には存在しないのです。
でも、です!
最近、この
”バランスの取り方“に
変化があったように
筆者は感じています。
以前は、
「対策できる範囲内に災害規模を想定する」
傾向があったと思います。
(先週見た通りです)
しかし最近は、例え
対策できる範囲を超えても、
「最悪の事態を想定せよ」
という考え方が
主流になってきたようです。
両震災の直後に繰り返された
「想定外」という言い訳への反発が
よほど強かったのもあるでしょう。
「千年に一度」レベルの
発生確率が低いリスクにも
備えようという声が、
非常に強くなってきています。
それを可能にしているのが
「減災(げんさい)」
という考え方です。
新しいハザードマップは、
従来の「防災」に加えて、
この「減災」を取り入れて
作られています。
次週はその辺りをもう少し詳しく
見ていきたいと思います。
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