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前に「雨水」と「汚水」の話をしました。
今日は「生活排水」の話です。
「生活排水」は、朝の洗顔に始まって、
炊事、洗濯、風呂などなど、
人間が生活する中で出る汚れた水です。
1人が1日当たり約250リットルも
排水すると言われています。
ところで、「生活排水」の対語は、
「産業排水」です。
産業排水は、第1次産業(農林漁業)や
第2次産業(鉱工業)からの排水です。
かつては、水質汚染の主原因は、
この「産業排水」でした。
しかし、公害対策が徹底された現在では、
水質汚染の主役は「生活排水」です!
現在の水質汚濁の原因の7割近くは
生活排水によるものと言われています。
意外な感じがしますが、事実です。では、
なぜ「生活排水」が主原因になったのか?
一つは排出源が各家庭で規制が難しいから。
産業の場合は対象が限られる規制しやすい。
でも生活排水対策は対象が広範囲過ぎて、
方法も住民の啓発・指導に限られます。
つまり強い規制ができないのです。
もう一つは、排出源の数や、
排出する量が膨大だから。
人が暮らす場所では必ず「排水」します。
世界人口75億人、全員が「排水」します。
わずかな汚染度の水でも、毎日、何年も、
絶え間なく河川に流れ出続けると、
その影響は甚大なものになります。
これはなかなか解決が難しい様相です!
世界的な大問題になっています!
しかし、少し安心して下さい。
わが国の環境省が毎年出す指標に、
「汚水処理人口普及率」があります。
下水道や浄化槽などの浄化施設を
利用できている人口の比率です。
この全国平均が、令和元年度には
91.7%になっています!
なかなかです!
と、ぬか喜びさせたところで、
同年度の和歌山県の数値を見ると、
全国ワースト2位の66.0%!
シュンとなってしまします(涙)
理由は様々あるのでしょうが、
まだまだ頑張らなきゃいけませんね。
と同時に、今のご自身の排水状況や、
売買を検討する際の検討事項としても、
あらためて排水に注目してみてください。
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