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2021.06.
08

「違反建築物」と「既存不適格」

建物

皆さんは、古い建築物について、

「この建物は違法建築だ」とか、

「不適格建築とかいう状況らしい」などと

聞いたことがありませんか。

 

「違反建築物」「既存不適格建築物」

どちらも法令に適合していない建物です。

しかし、両者には大きな違いがあります。

 

それは、その建物が建築された時点で

合法だったかどうかです。

 

「既存不適格建築物」は、

建築時点の法令では合法だったが、

その後に法令改正などがあって、

現在は不適格が生じた建築物のことです。

 

例として分かり易いのは耐震基準です。

災害の度に改正が繰り返されているので、

最新の耐震基準には不適合な建物は

町中にたくさん存在しています。

 

一方、「違反建築物」は、

建築当初から非合法な建築物、あるいは

非合法な増改築工事を行った建築物です。

 

なんとなく両者の違いが分かりましたか?

しかし、ポイントはここからです。

 

 

「違反建築物」の場合、

行政は是正措置命令を出すことができます。

(是正命令に従わない場合の罰則もあります)

また、原則として増改築は認められません。

銀行の融資が受けられない可能性もあります。

 

一方、「既存不適格建築物」は、

利用すること自体に問題はありません。

是正措置命令もありませんし、

融資を受けられる可能性も高くなります。

 

ただし、「既存不適格建築物」でも、

建替えや増改築の場合には、

現行法規の制限に従う必要があります。

 

また両者とも売買は禁止されていません

 

 

このように、どちらの建物も現行法に

適合していない点は同じですが、

買い手のデメリットに大きな違いがあり、

その分、評価額も違ってきますので、

十分な注意が必要です。

 

特に、増改築時点での違反建築は、

つい見逃しがちで、要注意です。

 

中古建物購入の際は、どうか面倒がらず、

担当の不動産業者と一緒に、

建築確認通知・検査済証の有無

建築確認図面や登記情報と現状を比べて、面積・形状・用途等に相違は無いか?

などのチェックを必ず行って、

リスクを未然に防ぎましょう!

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