契約
建物
『なぞなぞ』みたいですが、
建築現場には「カンリ」が2つあります。
さて、どういうことでしょう?
一つは「管理」と書き、
一つは「監理」と書きます。
この2語は、読み方は同じですが、
役割や立場は全く違うので、
注意が必要です。
先ず、「工事管理」。
施工会社の「現場監督」のことですね。
こちらは字の通り、イメージしやすいです。
「工事管理者」の主な仕事は、
○工程管理(工程計画や職人の手配)
○材料管理(使用材料の発注や管理)
○安全管理(作業員や周辺住民の安全確保)
○原価管理(材料費、人件費等の金銭管理)
などで、文字通り、
『工事現場を動かす責任者』です。
つまり、施工会社側の立場になります。
さて、他方の「工事監理」です。
こちらの「監理」の文字は、
見慣れないかもしれませんね。
「工事監理者」の主な仕事は、
○設計図通りに施工できているかチェック
○図面だけでは伝わらない内容の伝達
○建築主代理として現場との打合せや指示
○建築主への報告
などです。
つまり、『建築主の代理人』として、
施行者が行う工事が契約通りかを
"監理(検査・報告)"します。
ここで、注意点があります!
一般的には、住宅会社の建築士などが、
「工事監理者」を務めます。
しかし、「監理者」の選任者は、
実は施工会社の上司じゃなくて、
「建築主」の役目なのです。
これは、建築士法で決まっています。
それだけ「工事監理者」は、
建築主にとって重要な存在なのです!
「建築は素人だからよく分からない!」
建築主の皆様は、そんな風に言わないで、
ぜひこの制度の趣旨をよく理解して活用し、
「監理者」を「良きパートナー」にして、
「主体者(自分事)の意識」を強くしながら
満足のいく住宅建築をなさってください。
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