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「役所調査ほど難しいものはない」
不動産業界でよく聞く言葉です。
難しい点の例は様々ですが、例えば、
「聞かれたことにはきちんと答えるが、
聞かれないことには答えない」
これもお役所あるあるの一つでしょう。
役所の方の立場からすれば、
余計な事は言わないようにと、
気をつけているのでしょう。
分かる気もします。
でも、安全な取引のための調査です。
お客様に代わって、聞き漏らしできません。
対策として特に心掛けていることは、
役所調査に入る前に、
①現地で気づいた疑問を思い浮かべること
②契約目的や利用計画を再確認しておくこと
この二つです。
ですから、どんなに急いでいても、
役所調査前の現地視察は欠かせません。
現場での気付きが、見落としを防ぎます。
また、買主様が何を目的に
この取引をしようとしているのか、
ご自宅建設なのか、あるいは店舗?
倉庫?駐車場?ビルを建てる?
そのシーンを思い浮かべることも、
聞き漏らしを防ぐ有効な手段です。
あとは、必要に応じて役所の方に
はっきりと調査目的を説明して、
協力を仰ぐことだと思います。
こちらが誠実を心掛けていれば、
たいていの方は一緒に考えてくれます。
売買成立の前に先ずは「安全な取引」です!
当り前ですけど、忘れず心掛けていきます!
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