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2021.02.
23

水道の「水圧」のこと

建物

その他

毎日、水道を使っていると、

「あれ?今日は水の出が悪いな~」とか、

「今日は水の勢いがいいな~」とか、

感じること、ありませんか?

 

筆者の場合、「水圧」の事を考えるのは

正直そんな時ぐらいです。

 

今日はそんな「水道の水圧」のことを

考えてみたいと思います。

 

道路には「配水管」が埋まっています。

その中の水には、実は大きなポンプで

人為的に圧力が加えられています。

その圧力が「水圧」です。

 

水圧を表す単位は『MPa(メガパスカル)』

普段は聞いたこともありません!

0.1Mpaの水圧で高さ10mまで上がるそうです。

 

一般的な配水管の水圧は0.25~0.3MPaで、

これだと25~30mまで上がる計算です。

これは2~3階建の建物で利用することを

想定しているからだそうです。

 

なので、4階建以上のビルでは、

途中の階に増圧ポンプを設置して、

足りない水圧を加えています。

 

 

水圧の基礎知識はそんなところですが、

実際の運用はもう少しきめ細やかなようです。

 

たとえば、24時間変わらず、

水道に同じ圧力をかけていると…

 

朝食や夕食どき、あるいは入浴の時間帯、

同時刻・同地域で、大勢の人が、

いっせいに水を使ってしまうと、

水の勢いは分散するため低下します。

 

逆に、深夜~早朝の時間帯は、

水を使う人が少ないため、

水は勢い良すぎるほど出てしまいます。

するとどうなるか…

 

使用料が少ない時間帯に、

日中と同じ水圧をかけてしまうと、

配水管に圧力がかかりすぎて損傷し、

漏水事故になることも考えられます。

 

この漏水事故を防ぎ、

水圧を適正に維持できるように、

実は水道の水圧はコンピューターで

常にコントロールされているのです。

 

オリンピックやラグビーW杯など

ビッグイベントの時には、

さらに細かいコントロールもするみたい!

 

すごいですね!知らなかったです!

 

ただし、水圧コントロールは、

ある程度の地域トータルで行うので、

高台にあるとか、密集地だったり、

高層ビル群など、個別の事情で、

冒頭のような差も出てきてしまいます。

 

水圧が弱すぎてイライラな状態が

一時的ではなく常に続くようであれば、

個別に対応する方法もありますので、

思い切って大家さんや水道屋さんに

相談してみてくださいね。

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