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毎日、水道を使っていると、
「あれ?今日は水の出が悪いな~」とか、
「今日は水の勢いがいいな~」とか、
感じること、ありませんか?
筆者の場合、「水圧」の事を考えるのは
正直そんな時ぐらいです。
今日はそんな「水道の水圧」のことを
考えてみたいと思います。
道路には「配水管」が埋まっています。
その中の水には、実は大きなポンプで
人為的に圧力が加えられています。
その圧力が「水圧」です。
水圧を表す単位は『MPa(メガパスカル)』!
普段は聞いたこともありません!
0.1Mpaの水圧で高さ10mまで上がるそうです。
一般的な配水管の水圧は0.25~0.3MPaで、
これだと25~30mまで上がる計算です。
これは2~3階建の建物で利用することを
想定しているからだそうです。
なので、4階建以上のビルでは、
途中の階に増圧ポンプを設置して、
足りない水圧を加えています。
水圧の基礎知識はそんなところですが、
実際の運用はもう少しきめ細やかなようです。
たとえば、24時間変わらず、
水道に同じ圧力をかけていると…
朝食や夕食どき、あるいは入浴の時間帯、
同時刻・同地域で、大勢の人が、
いっせいに水を使ってしまうと、
水の勢いは分散するため低下します。
逆に、深夜~早朝の時間帯は、
水を使う人が少ないため、
水は勢い良すぎるほど出てしまいます。
するとどうなるか…
使用料が少ない時間帯に、
日中と同じ水圧をかけてしまうと、
配水管に圧力がかかりすぎて損傷し、
漏水事故になることも考えられます。
この漏水事故を防ぎ、
水圧を適正に維持できるように、
実は水道の水圧はコンピューターで
常にコントロールされているのです。
オリンピックやラグビーW杯など
ビッグイベントの時には、
さらに細かいコントロールもするみたい!
すごいですね!知らなかったです!
ただし、水圧コントロールは、
ある程度の地域トータルで行うので、
高台にあるとか、密集地だったり、
高層ビル群など、個別の事情で、
冒頭のような差も出てきてしまいます。
水圧が弱すぎてイライラな状態が
一時的ではなく常に続くようであれば、
個別に対応する方法もありますので、
思い切って大家さんや水道屋さんに
相談してみてくださいね。
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