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2021.01.
27

「町内会」は災害時に真価を発揮する

土地

その他

今日のテーマは「町内会(自治会)」。

多くの方にとって、昔から耳慣れた言葉で、

でも知っているようでよくは知らない存在、

そんな感じではないでしょうか?

 

例えば、任意加入の団体組織なのに

ゴミの分別方法を監督したり、

地元のお祭りを取り仕切ったり、

なぜか役所のサービスを多く代行するなど、

住民生活に結構影響のある不思議な存在です。

 

新参者には保守的な存在と映ったり、

自由愛好家にはおせっかい集団かもしれず、

現代では煙たく思われがちな自治会ですが、

実は全国に約30万団体が活動しています。

コンビニよりもはるかに多い数ですね。

 

「個人を社会にまとめる糊(のり)のよう」

社会学ではそう例えたりもするようです。

 

江戸時代に端を発するらしいこの「町内会」、

実は関東大震災を契機に定着したそうです。

 

なぜでしょう?

 

それは、大きな災害が起こった時にこそ、

重要な役割を果たしたからなんです。

 

例えば、台風や地震の際の食料の調達や、

被災者の避難所手配が必要な時などです。

その時、公的救助活動を実際に支えたのは、

地域事情に詳しい自治組織だったんですね。

 

戦時中は住民統治に利用もされましたが、

それでもやっぱり必要な組織だと、

戦後も多くの地域で存続されてきたのです。

 

しかし今、自治会は存続の危機にあります。

多くの街が開発・人口移動で姿を変え、

周辺住民との縁が薄くなった影響か、

近年の参加率は激減の一方だそうです。

特に若者が離れ、高齢者メインなのだとか。

 

これから起こるだろう大災害時を思うと、

いやいや、今現在のコロナ禍を考えても、

なんだか実に心もとない感じです。

 

私たちイエステージの分譲地では、

入居者様が地域にスムーズになじめるように、

ご自身で行われるコミュニティづくりにも

私たちの立場で出来ることを考え、

「緩やかな繋がりで安全・安心な街づくり」

のサポートを行っていきたいと思います。

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