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今日のテーマは「町内会(自治会)」。
多くの方にとって、昔から耳慣れた言葉で、
でも知っているようでよくは知らない存在、
そんな感じではないでしょうか?
例えば、任意加入の団体組織なのに、
ゴミの分別方法を監督したり、
地元のお祭りを取り仕切ったり、
なぜか役所のサービスを多く代行するなど、
住民生活に結構影響のある不思議な存在です。
新参者には保守的な存在と映ったり、
自由愛好家にはおせっかい集団かもしれず、
現代では煙たく思われがちな自治会ですが、
実は全国に約30万団体が活動しています。
コンビニよりもはるかに多い数ですね。
「個人を社会にまとめる糊(のり)のよう」
社会学ではそう例えたりもするようです。
江戸時代に端を発するらしいこの「町内会」、
実は関東大震災を契機に定着したそうです。
なぜでしょう?
それは、大きな災害が起こった時にこそ、
重要な役割を果たしたからなんです。
例えば、台風や地震の際の食料の調達や、
被災者の避難所手配が必要な時などです。
その時、公的救助活動を実際に支えたのは、
地域事情に詳しい自治組織だったんですね。
戦時中は住民統治に利用もされましたが、
それでもやっぱり必要な組織だと、
戦後も多くの地域で存続されてきたのです。
しかし今、自治会は存続の危機にあります。
多くの街が開発・人口移動で姿を変え、
周辺住民との縁が薄くなった影響か、
近年の参加率は激減の一方だそうです。
特に若者が離れ、高齢者メインなのだとか。
これから起こるだろう大災害時を思うと、
いやいや、今現在のコロナ禍を考えても、
なんだか実に心もとない感じです。
私たちイエステージの分譲地では、
入居者様が地域にスムーズになじめるように、
ご自身で行われるコミュニティづくりにも
私たちの立場で出来ることを考え、
「緩やかな繋がりで安全・安心な街づくり」
のサポートを行っていきたいと思います。
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