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今日は秋分の日。国民の祝日です。
彼岸の中日でもありますね。
春分と秋分は、昼夜の長さが等しくなる日で、
北半球では今年の冬至である12月21日まで、
日一日と日照時間が短くなっていきます。
夏の終わりと冬の始まりを意味するこの季節。
「彼岸」をまつる仏教諸国のほかにも、
ケルト人の「ハロウィン」のように、
この世とあの世が近くなる頃と考える国は
世界には結構あるようです。
不思議ですね。
ところで、わが日本でお彼岸といえば
「おはぎ」が欠かせません。
あちこちの食品店の店頭を飾っています。
よく考えると、ハレの日の定番「赤飯」も、
同じ小豆ともち米の組み合わせです。
「魔除け」の色とされる赤い小豆と、
「五穀豊穣」を象徴するもち米は、
古来、日本の祭事の定番!なのでしょう。
ところで、春分の日は「ぼたもち」ですね。
これ、「おはぎ」と何が違うのでしょう?
一般的には、2つは同じ物のようです。
萩の花が咲く秋に食べるのが「おはぎ」で、
牡丹の花が咲く春に食べるのが「ぼたもち」
と呼んだのだとか。
実は話はそれだけで終わらなくて、
夏にも「夜船(よふね)」という別名があり、
冬は「北窓(きたまど)」と呼んだそうです。
特別なお供え物のお菓子とはいえ、
季節で呼び名を変えるなんて、
日本人独特の素敵な感性だと思いました。
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