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2020.07.
15

「釜石の奇跡」と「津波てんでんこ」

その他

7月3日から続く今度の大雨を、気象庁は

「令和2年7月豪雨」と命名しました。

それだけ歴史的な豪雨だったのでしょう。

 

今回起きた経緯を振り返ると、

災害の被害に遭う・遭わないは、

日本中どこでも紙一重だな、

と感じずにはいられません。

 

災害対策の第一は「避難行動」ですが、

日本では自主判断が重要視されます。

<日本に『避難命令』は無い>

 

そのお手本になるエピソードがあります。

「釜石の奇跡」と「津波てんでんこ」です。

 

津波てんでんこは三陸地方の災害教訓です。

<Wikipedia「津波てんでんこ」>

 

「津波が来たら、誰にも構わずに、

各自てんでんばらばらに高台へと逃げろ」

という意味です。

 

古い伝承ですが、実は災害標語になったのは

ごく最近、30年にもならないのだそう。

民間の学者の提言を地域が採用したのだとか。

きっと色々な道のりがあったのでしょう。

 

この標語を守って助かった子供達がいました。

それが東日本大震災での「釜石の奇跡」です。

<「釜石の奇跡」>

 

「奇跡と言われるけど、そうじゃない!」

と訴える人たちがいます。

地域が日頃から自主的に取り組んできた

訓練や防災教育の成果だというのです。

調べてみると、なるほどそうだなと、

そう感じずにはいられない物語の宝庫でした。

 

ここにはたくさんの教訓があります。

特に「自助」の学びがあると思います。

また大きな災害が起きたこの時期に、

ぜひ心して学んでいきたいものです。

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