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先週に続き東京のタワマンの浸水被害の話を。
こんな記事を見つけました。
<武蔵小杉の「高級タワマン」で起きた悲劇…その全貌が見えてきた あの日、何が起きたか>
週刊誌ネタなので多少眉唾な所もありますが、
都市部の浸水被害のポイントをついてる所も
多々ありますので、ご紹介します。
少し長いので、キーワードをいくつか抜粋しました。
◆「外水氾濫」と「内水氾濫」
一つ目のキーワードは外水氾濫と内水氾濫!
外水氾濫とは、河川の堤防から水が溢れ出て
市街地が浸水することです。
一方の内水氾濫とは、雨水の量が下水管など
都市の処理能力を超えると、排水先である
河川から逆流して発生する浸水害です。
(※記事は両方とも「内水氾濫」の説明で、
間違っていると思います)
今回のケースは内水氾濫だった訳ですが、
都市部の排水計画が狂った時に起きるので、
どんな時に起きるかの予測は複雑です。
出来る対策は、自宅の排水路が最終的には
何処で処理されるのか、放出先はどこかを
知っておくことが先ず先決でしょう。
◆「合流式」と「分流式」
下水道には合流式と分流式があることにも
記事は触れています。
合流式は、汚水と雨水を同じ管で流します。
集めた下水は浄化センターで処理します。
分流式は、汚水と雨水を別々の管で流します。
汚水は浄化センターで処理し、
雨水は直接河川へ流しています。
浸水被害には、分けて処理する分流式が有利です。
ご自分の地域の下水管はどちらの方式か、
調べてみましょう。
◆建築基準法
建築基準法の単体規定(建物自体の規定)は、
地震に対しては対策を義務付けていますが、
浸水対策は講じられていない点にも
記事は触れています。
つまりは自分たちで対策しないといけません。
立地によって対策は異なる事もありますから、
特に新築の場合などは特記事項として
建築士と対策を話し合うのも良いと思います。
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