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2019.10.
29

都市部特有の浸水被害

土地

建物

その他

先週に続き東京のタワマンの浸水被害の話を。

こんな記事を見つけました。

<武蔵小杉の「高級タワマン」で起きた悲劇…その全貌が見えてきた あの日、何が起きたか>

 

週刊誌ネタなので多少眉唾な所もありますが、

都市部の浸水被害のポイントをついてる所も

多々ありますので、ご紹介します。

少し長いので、キーワードをいくつか抜粋しました。

 

 

◆「外水氾濫」と「内水氾濫」

一つ目のキーワードは外水氾濫と内水氾濫

 

外水氾濫とは、河川の堤防から水が溢れ出て

市街地が浸水することです。

 

一方の内水氾濫とは、雨水の量が下水管など

都市の処理能力を超えると、排水先である

河川から逆流して発生する浸水害です。

(※記事は両方とも「内水氾濫」の説明で、

間違っていると思います)

 

今回のケースは内水氾濫だった訳ですが、

都市部の排水計画が狂った時に起きるので、

どんな時に起きるかの予測は複雑です。

 

出来る対策は、自宅の排水路が最終的には

何処で処理されるのか、放出先はどこかを

知っておくことが先ず先決でしょう。

 

 

◆「合流式」と「分流式」

下水道には合流式と分流式があることにも

記事は触れています。

 

合流式は、汚水と雨水を同じ管で流します。

集めた下水は浄化センターで処理します。

 

分流式は、汚水と雨水を別々の管で流します。

汚水は浄化センターで処理し、

雨水は直接河川へ流しています。

 

浸水被害には、分けて処理する分流式が有利です。

ご自分の地域の下水管はどちらの方式か、

調べてみましょう。

 

 

◆建築基準法

建築基準法の単体規定(建物自体の規定)は、

地震に対しては対策を義務付けていますが、

浸水対策は講じられていない点にも

記事は触れています。

 

つまりは自分たちで対策しないといけません。

 

立地によって対策は異なる事もありますから、

特に新築の場合などは特記事項として

建築士と対策を話し合うのも良いと思います。

 

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