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連日流れる“オレオレ詐欺”関連のニュース。
「いまだに何故」って思いますが、手口も巧妙化しているのか、
いつまでたっても途絶えることがありません。
これって一種の「なりすまし」なわけですが、
この「なりすまし」、不動産取引では昔からよくある手口で、
(持って歩けない不動産の特質につけこむんです(怒))
こういう詐欺師を「地面師」なんて言ったりします。
近年でも某大手不動産会社が数十億の詐欺事件にあいました。
十分に警戒をしなければいけません。
こういった事件を防ぐため、不動産取引では、
売買当事者同士が相手の本人確認をすることが重要です。
そして、取引を助ける仲介業者にとっても、
「本人確認」とその人の「意思確認」は、
欠かすことのできない重要業務です。
特に「本人確認」については、2001年に起きた
米国同時多発テロ以降の国際基準に従って、
2008年から宅建業者の義務になりました。
特に不動産の所有者である売主の本人確認が重視されますが、
当然もう片方の当事者である買主の確認も欠かせません。
仲介業者が売主・買主で別になる場合もありますが、
双方の業者が協力し合ってお互いに確認する必要があります。
本人確認や意思確認をどういう方法で行うのかは、
又おいおい紹介していきたいと思います。
確かに少し面倒な作業ですが、
いざ被害が発生した時の損害は甚大です。
思わぬ事件に巻き込まれないためにも、
仲介業者の協力を得て、しっかり確認してください。
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