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2019.05.
27

徒歩所要時間の基準

土地

建物

その他

”徒歩〇〇分”って、不動産の広告でよく見かけますよね。

あれって本当にそうなのかな?と誰しも思ったことがあるでしょう。

実際、子供と大人の足でも違いますものね。

 

これ、不動産用語で「徒歩所要時間」といいます。

 

適当に計算しているわけではなくて、ちゃんとルールが決まっています。

「不動産の表示に関する公正競争規約(表示規約)」といいます。

業界が公正取引協議会の協議に基づいて制定した自主規制ルールです。

不動産の広告を規制しています。

 

徒歩所要時間は次のルールで算出しています。

1.直線距離ではなく、道路に沿った距離(道路距離)で算出

2.道路距離80mを徒歩1分(分速80m)で換算

3.80m未満の端数が出たときは切り上げて1分とする

(例:道路距離が100mならば、徒歩所要時間は「2分」)

4.駅からすぐに物件がある時は「駅から徒歩0分」でなく「駅から徒歩1分」

5.横断歩道・歩道橋・踏切りを経する時は、経由するために余分に歩く距離を含める

6.横断歩道の信号や踏切を横断するときの待ちの時間は考慮しなくてよい

7.坂道があるために実際に歩く時間が長くなるときでも分速80mで換算

 

ちなみに、分速80mという基準は、健康な女性が

「ハイヒールのサンダルを履いて歩いた時」の実測平均分速を計測、

それが80.3mだったことから採用されたそうです。

なかなかの速足です(笑)

 

徒歩所要時間は、あくまで公正な広告の為の目安時間です。

坂道が多かったり、あるいはお子さんの足だと

誤差が出ることもよくあります。

やはり決定前には、実際にご自分で体験してみることが一番でしょう!

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