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2019.05.
21

不動産の嫌悪施設

土地

建物

その他

私たち仲介業者は、売買契約の前に必ず物件の重要事項説明を行います。

勿論ですが、必要なことを漏れなく説明しなければなりません。

でも中には、「これは説明した方がいい?」

「説明するにしても、どのように説明しよう?」

などと頭を悩ませる項目もあります。

 

その最たるものが「嫌悪施設」と呼ばれるものです。

 

嫌悪施設… なんだかイやな響きです(苦笑)が

その名の通り、「その存在が周囲の人から嫌われる施設」を言います。

 

どのようなものがあるかと言いますと、

1.騒音や振動が発生する施設(例:高速道路、飛行場、鉄道沿線)

2.煤煙や悪臭が発生する施設(例:ごみ焼却場、下水処理場、養鶏場)

3.危険を感じさせる施設(例:ガソリンスタンド、暴力団事務所)

4.心理的に忌避される施設(例:墓地、刑務所、風俗店)

などが一般的です。

なるほどといった感じです。

 

ただ実は、明確な基準・定義が決まっていません。

なので、嫌悪を感じるかどうかは個々人により判断が異なります。

そこが難しいところです。

 

例えば「伝統ある小学校」が近くにあるのは、

あるご家庭にとってはとても望ましいことですが、

あるご家庭にとっては「騒音が発生する施設」でしかありません。

 

このように、何を嫌悪施設に含むかはケースバイケースといえます。

ただ、変わらない基準があるとすれば、

「その買主さまが買うか、買わないかの判断に関係する項目か」です。

 

やはり基本通り、一人一人のお客様にきちんと向き合い、

本当の希望が何なのかをよく聞き取ることが大切だと

改めて思い知る項目と言えるのかもしれません。

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