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2019.04.
29

平成を振り返って(前編)

その他

平成もいよいよ残り2日となりました。

一部の期待に応えて(汗)、今日と明日は当欄も

ささやかに平成を振り返ってみたいと思います。

 

一応、不動産会社ホームページのコラムですから、

不動産業界的なテーマを挙げたいですね(笑)

するとやはり「バブル崩壊」「デフレの時代」でしょうか。

 

筆者が不動産業界で働き始めたのは平成2年です。

その頃、東京や大阪の一等地の公示地価は、

驚きの“坪単価1億円越え”だったと記憶しています。

日経平均株価は4万円近くまで高騰

住宅ローンの金利は8%以上で、

「住宅金融公庫の優遇金利6%は凄く安い!」

という声をよく聞きました。

 

それが、あっという間に下落しました。

吹き飛んだ資産価値は1200兆円を超えると言われます。

金額がデカすぎて、よく分かりません(苦笑)

 

あれから30年、地価も株価も、底値よりは随分回復しました。

それでも、平均価格でおよそ半値を超えた位でしょうか。

こんなに極端で、しかも長期的な価格崩壊が、

経済大国の国全体で起きたこと、歴史上ほかにあったのでしょうか?

 

昨今は、小さい範囲で不動産バブルも起きているようですが、

昭和の「土地神話」という言葉は、完全に過去のものといった感じです。

 

これだけのことが起きたのです。

日本の不動産業界を取り巻く環境は、

それはもう“地殻変動”と言えるほど大きく変わりました。

ならば、業界自身も適応して大進化を遂げたはず!

と言いたいところですが、実感は“道半ば”。

むしろこれから、大変革の時代がやって来る予感です。

 

そんな予感を抱えたままで、令和の時代を迎えることになりそうです。

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