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2019.04.
26

都市機能誘導区域

土地

建物

その他

和歌山市は、「人口の減少」と「中心市街地の空洞化」の対策として、

平成29年に『立地適正化計画』を決めました。

全国でもトップグループの素早い取り組み開始です。

 

『立地適正化計画』の目玉は2つ!

『都市機能誘導区域』

『居住誘導区域』の設定です。

 

先ず『都市機能誘導区域』について説明しましょう。

簡単に言うと、医療施設や福祉施設、商業施設など、

都市機能の中心になる施設を、優先的に誘致する区域です。

(これらの施設を『都市機能増進施設(誘導施設)』といいます)

 

どんな場所にどんな施設を? 冒頭の画像の地図と表を見てください。

(和歌山市HPより抜粋)

 

地図の黄色が、元々決められていた市街化区域です。

その中で、赤く塗られた所が「都市機能誘導区域」です。

中でも四角で囲まれた所の赤が「中心拠点」で、

他の赤は「地域拠点」になります。

 

今後は、この赤い所に誘導施設を集めていこう!という計画です。

区域内では、公共交通の整備など誘致のための事業を進めたり、

民間事業者の計画を支援する仕組みができていく予定です。

(様々な制約はあるようですが…)

 

逆に、この赤い所以外で誘導施設を建てるには、

市長への届出が必要になりました。

(許可ではなくて届出ですけれど)

 

このように見ていくと、集中への便宜は図ってくれそうですが、

強制力には乏しい仕組みなのかもしれません。

 

いずれにしても、今後の街づくりにどれぐらい影響していくのか、

土地の売買の時などは特に注意して、見守っていきたいですね。

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