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2019.02.
08

戦国時代の都市計画!『一乗谷遺構』

土地

その他

大人気のNHKバラエティ番組『ブラタモリ』。

現代の街並みの中に“歴史の痕跡”を捜し歩く番組です。

 

で、今回の新作には驚きました。

痕跡どころか、城下町が丸ごと全て遺跡として残っている事例の紹介です。

まるでイタリアのポンペイ遺跡のようです。

 

場所は福井県福井市。

戦国時代に越前国を支配した大大名、朝倉氏の城下町『一乗谷遺跡』です。

山の谷間を要塞化した町に、約1万もの人が住んでいました。

戦国時代を代表する城下町の一つです。

(※画像は現地観光用パンフの再現図です)

 

この町が、織田信長によって根こそぎ攻め滅ぼされました。

実はこの廃墟が、再開発されることもなく丸ごと田んぼの下に約400年も眠っていたのです。

平成の世になってやっと眠りから目覚めた!という訳です。

 

興味を惹かれたのは、武家屋敷よりも町屋の方です。

他でも城や武家屋敷の遺跡は数多く残っています。

でも、町民の区画がそのまま残ることは滅多にありません

 

見ると、1戸1戸がきちんと区画されています。

しかも全ての区画に、井戸と汲取り式便所が配置されています。

今で言う境界、接道、給排水設備が完璧に整備された街区。

衛生面や火事災害に強い街だっただろうと思います。

 

町並みの方は、適切な配分で商店や病院が配置されています。

狭い谷間に1万人!すごい人口密度ですが、

都市計画もばっちりだったようですね。

 

400年も前の地方都市がこのように整備されていたことに、とてもビックリしました。

今の仕事につながるヒントにあふれているように思います。

 

自分の街の歴史にも、もう少し関心をもって街を歩いてみたいなと思いました。

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