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2018.12.
10

文化住宅は関西だけ?

土地

建物

12月8日のブログで紹介していたちゃちゃ入れマンデー、私も見てました。

知らずにたまたま見ていたのでびっくりです!

なかなかいい男に写ってました!

 

託されたので、その番組のテーマ「文化住宅」について。

 

文化住宅は近畿地方だけ、特に大阪特有の呼び名です。

簡単に言うと、高度成長期に盛んに建てられた洋風長屋のことです。

それまでの長屋や下宿屋は便所・台所が供用でしたが、文化住宅は2階建で便所・台所を各戸に配置していました。

でも、まだ風呂は無しです。

一般にも風呂付の家はまだ少なく、銭湯が必須の時代ですね。

 

先日ちょうど2回目の大阪万博が決まりましたが、1970年の大阪万博前の建設ラッシュ時にたくさん建てられました。

その後は風呂付の集合住宅にとってかわられましたが、私が働き始めた平成の初め、大阪や神戸にはまだまだたくさんの文化住宅が残っていたものです。

 

それが一気に減ったのは1995年の阪神・淡路大震災です。

構造が古い多くの文化住宅が倒壊し、燃えて、たくさんの住人が犠牲になりました。

その時の教訓が、今の新しい建築基準に活かされています。

 

その文化住宅が、古き良き時代の大阪下町人情を残す建物として、最近注目されています。

安全性や利便性をリニューアルし、店舗利用などで新たな命を吹き込まれる例が増えてきているようです。

時代はどんどん変化しているんですね。

温故知新を繰り返して生まれ変わり続ける街の動きに注目です。

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