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みなさんは「ブルーマップ」って聞いたことがありますか?
ご存知の方は、そう、法務局においてある、あの分厚い地図のことです。
先日、地番と住居表示について書きました。
ブルーマップというのは、その地番と住居表示が同時にわかるように、「住宅地図」に「公図」を合わせて作った地図のことです。
不動産屋さんには必須の地図です。
見たことのない人の為に、見本の画像を見てみましょう。
(画像引用元:㈱ZENRIN)
最大の特徴は、地番を青い字で、住居表示を黒い字で記載していることです。
ブルーマップの名前の由来です。
でもこの地図で分かることは、その二つだけではありません。
もと地図のゼンリン住宅地図と同じく、各建物の表札名が(アバウトですが)わかります。
都市計画の「用途地域」や「建ぺい率」、「容積率」もわかります。
他にも「公図番号」といって、法務局に登記されている公図の識別番号まで載っています。
ちょっと専門的な言葉が並びましたが、あなたの土地を調べる時の基本的な情報が、おおよそこの一冊でわかります。
そんな便利なブルーマップですが、最大の欠点は値段が高いことです。
専門業者でも、広範囲を、しかも最新版で揃えるのは簡単ではありません。
でも安心してください。あなたの土地の法務局には、そのエリアのブルーマップが備えられています。
(㊟ブルーマップが作られていないエリアもあります)
そこに出向けば、無料で閲覧することができます(但しコピーはできません)。
法務局の他には、図書館で調べる手もあります。
国立国会図書館には日本全国のブルーマップが蔵書されていますが、これはまあ東京のお話。
そこまでいかなくても、県立・市立図書館などには地域のブルーマップが蔵書されている場合があります。
和歌山県立図書館・和歌山市立図書館にも和歌山市のブルーマップが蔵書され、有料でコピーできます。
そうした場所で、ぜひ一度、ご自分の土地の情報をブルーマップで調べてみてください。
きっと興味がわいてくると思います。
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