土地
少し前の9月20日、新聞各紙の経済欄に「基準地価が27年ぶりに上昇」の文字が踊りました。
27年ぶりというと平成3年以来、そうです、バブル崩壊後初めて!と各紙が大きく取り上げました。
ところで「基準地価」というのは、各都道府県が毎年1回公表している地価の指標です。
調査地点を「住宅地」「商業地」「工業地」などの用途別に決めて、7月1日現在の基準地価を判定します。
2018年の調査地点は約2万2,000地点でした。
記事によると、今回、全国の林地を除いた宅地(全用途平均)が前年に比べて0.1%の上昇に転じました。
用途別では、「商業地」の上昇幅が+1.1%に拡大し、「住宅地」は下落幅が-0.3%に縮小しました。
今回の結果の特徴は何でしょうか。
キーワードは2つです。
1つめは「訪日客」。
訪日客の人気が比較的高い三大都市圏(東京・大阪・名古屋)や地方中核4市(札幌・仙台・広島・福岡)、人気の観光地が高い伸びを示しました。
上昇率のトップは、商業地も住宅地も、北海道のニセコ地域でした。
もう1つのキーワードは「2極化」。
地方中核4市や主要観光地を除く地方圏は、下げ幅は縮小したものの、依然として下落が続いています。
和歌山県も例にもれず、全体平均は-1.4%で28年連続の下落です。
大都市圏の中でも、上昇する地点と下落する地点の優劣がくっきりと分かれました。
それでも、全体的に下落幅は縮小し、和歌山市の商業地は3年連続で上昇しました。
国交省は現在の地価を「現実の需要に支えられている」と説明しています。
長かった「バブル後」の終わりが近づいているのでしょうか?
とはいえ、依然として少子高齢化には改善が見られず、消費税増税も近づいています。
プロとして変化の動向を注意深く見ていきたいと思います。
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