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2018.09.
28

災害時に役に立つ公衆電話

その他

街角に公衆電話を見かけなくなりました。

設置台数は年々減少し、今年はついに16万台を割って、最盛期の2割程度だそうです。

携帯電話が急速に普及している現状では、これも時代の流れかなと思います。

ところがどっこい、実はこの公衆電話、災害などの緊急時には欠かせない社会インフラとして大活躍しているのです。

災害時の公衆電話の利点は主に3つあります。

1.つながりやすい

2.停電でも使える

3.無料の場合がある

先ず1つめの「つながりやすい」。

災害等で電話が混み合うと、固定電話や携帯電話は通信制限の規制を受けます。でも公衆電話は「災害時優先電話」なので規制の対象外です。

次に2つめの「停電でも使える」。

公衆電話は、NTTの通信ビルから電話回線を通じて電力の供給を受けているので、停電時でも電話をかけることができます。

最後の「無料の場合がある」。

災害救助法を適用するような災害では、公衆電話からの通話料等が無料となることがあります。

このように、災害時にはとても頼りになる公衆電話ですが、利用にあたって心配が2つほどあります。

1つは、先述のように設置台数が減って、どこにあるのか分からなくなっていること。

もう1つは、一度も利用したことない世代が増えて、いざというときに使えないかもしれない、ということです。

設置場所は、NTTのホームページなどで検索できます(「NTT西日本公衆電話設置場所検索」https://www.ntt-west.co.jp/ptd/map/index.html)。

年々減っているので、ご自宅や通学通勤経路付近の設置場所を、年に1回は確認した方がよさそうです。

利用経験のない子供さん達とは、それこそ“アクティブ防災”の良い例として、遊び気分で実際に利用してみるのはどうでしょう。

このように、なかなかあなどれない存在の公衆電話。防災の視点で見直してみてください。

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