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2018.08.
17

「空き家問題」を考える①

土地

建物

最近、「空き家問題」という言葉をよく耳にするようになりました。

2014年に発表された総務省のデータでは「空き家」の数は実に820万戸。

日本の総住宅数6,063万戸のうち、だいたい7軒に1軒が「空き家」なのです。

さらに2033年には3軒に1件が「空き家」になると予測している調査機関もあります。

しかもこの傾向は、地方だけのものではありません。都市でも同じように増え続けています。

では何故「空き家」は増え続けるのでしょうか。

少子高齢化、人口減少、相続問題などが主な原因と考えられています。

他にも、住宅建設を促進してきた戦後の住宅政策が住宅の過剰供給を生んだ、という人もいます。

都市へ人口が流出して核家族化が進んだことや、解体すると固定資産税が増える場合があることなども、原因の一つといえます。

まるで、現在の日本の問題点がずらり勢ぞろい!といった感じです。

これだけ原因が多岐にわたると、解決はそう簡単ではなさそうです。

でもこのまま放置していれば、色々厄介な問題がたくさん起きてきそうです。

例えば、もし管理されていない空き家が増えてきたら、

1.地震や火災などに対する防災機能が低下する

2.防犯性が低下して治安面の不安が増す

3.ゴミの不法投棄を誘発して、火災や衛生面でのリスクが増える

4.風景・景観が悪化して地域のイメージが損なわれる

などの弊害が考えられます。

これだけではなくて、まだまだ他にもデメリットが多い「空き家問題」

解決は簡単ではないでしょうが、少しずつでも問題点を取り上げて、皆さんと一緒に考えていければと思います。

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